このサイトは非公式の日本語訳です。Cloudflare・EmDashプロジェクトが運営するサイトではありません。

2026年9月20日時点の情報です。基準にしたのは、npmの公開情報と、公式リポジトリのコミット 7988b14(2026年9月18日)の変更履歴とドキュメントです。

概要

項目 現在の状況 出典
最新バージョン 0.38.0(2026年9月15日公開) npm
正式版(1.0) 未公開。公式ドキュメントは「1.0未満」と明記 公式「EmDashのアップデート
更新の頻度 0.1.0(2026年4月2日)から0.38.0(9月15日)までの約24週間に、マイナーバージョンを37回公開 npm
動作に必要なNode.js 22.16以上 公式「はじめてのEmDashサイト作成
動作に必要なAstro 6以上 公式「既存のAstroプロジェクトに追加する
プラグインの配布 公式ドキュメントはMarketplaceを非推奨とし、プラグインレジストリへの移行手順を載せている。ただし、この変更は0.38.0には含まれず、次のリリースに入る予定の変更として登録されている 公式「Marketplaceからの移行」、未リリースの変更の記載

npmには「1.0.0」という版がありますが、公開元が「Please install the latest version.」(最新版をインストールしてください)というメッセージを付けて非推奨にしている版で、正式版ではありません。

最新バージョン

最新バージョンは0.38.0で、npmへの公開日時は2026年9月15日14時30分(日本時間)です。変更点は「EmDash 0.38.0」、全バージョンの一覧は「リリース一覧」にあります。

emdash@emdash-cms/cloudflare は同時に公開され、同じバージョン番号を使います。@emdash-cms/cloudflare は同じバージョンの emdash に依存するため、2つのパッケージは一緒に更新します。

出典:npm emdash、公式「EmDashのアップデート」(原文:Update EmDash

1.0の状況

正式版の1.0は公開されていません。公式ドキュメント「EmDashのアップデート」は、EmDashが1.0未満で公開されていることと、バージョン番号の2つの規則を説明しています。

  • パッチリリース(例:0.35.0から0.35.1)は、バグ修正と小さな改善を含みます。
  • マイナーリリース(例:0.35から0.36)は、新機能と破壊的変更を含みます。破壊的変更はリリースの記載に Breaking と示され、必要な対応が書かれます。

同じページは、テンプレートから作った package.json^0.35.0 のような指定では、1.0未満の場合はパッチリリースしか入らず(0.35.1は入り、0.36.0は入らない)、pnpm up --latest で最新のリリースに更新すると説明しています。

1.0に関する予定として、変更履歴には、emdash/ui からの CommentsCommentForm の読み込みが非推奨になり、1.0で削除される予定と書かれています(0.33.0)。1.0の公開時期は、確認日(2026年9月20日)の時点で公式の情報に記載がありません。

出典:公式「EmDashのアップデート」(原文:Update EmDash)、emdash の変更履歴(0.33.0)npm emdash

動作要件

項目 要件 出典
Node.js 22.16以上。npmの emdash のパッケージ情報でも、0.36.0から node: ">=22.16" が指定されている 公式「はじめてのEmDashサイト作成」、「Node.jsへのデプロイ」、変更履歴(0.36.0)
Astro 6以上 公式「既存のAstroプロジェクトに追加する」、「EmDashのアップデート
Cloudflareで動かす場合 Cloudflareのアカウント、依存パッケージのインストール、Wranglerの認証(pnpm wrangler login 公式「Cloudflareへのデプロイ
Cloudflareでサンドボックス型プラグインを使う場合 Workersの有料プラン(Workers Paid)、worker_loaders のバインディング、Workerのエントリーポイントからの PluginBridge のエクスポート 公式「プラグインサンドボックス
Node.jsでサンドボックス型プラグインを使う場合 workerd パッケージ 公式「プラグインサンドボックス
  • Node.js 22では、SQLiteのアダプターを読み込むときに ExperimentalWarning: SQLite is an experimental feature という警告が表示されます。Node.js 24では表示されません。
  • Cloudflare用のテンプレート(*-cloudflare)は、Worker Loaderのバインディングをコメントアウトした状態で作られるため、サンドボックス型プラグインを作成時に有効にしない限り、Workersの無料プランでデプロイできます。

公開直後の情報から変わった点

EmDashは、0.1.0の公開(2026年4月2日)から約24週間で37回のマイナーバージョンを公開しています。そのため、2026年4〜7月ごろに書かれた記事や、その時期の情報を学習した生成AIの回答には、現在と異なる内容が含まれることがあります。次の表は、変更履歴と公式ドキュメントで確認できる変更だけを載せています。

項目 以前 現在 変わった版・時期 出典
プラグインの権限名 read:contentwrite:contentread:medianetwork:fetch など content:readcontent:writemedia:readnetwork:request など。新しく書くマニフェストでは現在の名前だけが使える 0.9.0 変更履歴(0.9.0)、公式「プラグインCLIへの移行
プラグインCLIのパッケージ名 @emdash-cms/registry-cli(コマンドは emdash-registry @emdash-cms/plugin-cli(コマンドは emdash-plugin)。旧パッケージは公開が止まっている @emdash-cms/plugin-cli 0.1.0(npm公開:2026年5月19日) 公式「プラグインCLIへの移行」、npm @emdash-cms/plugin-cli
サンドボックス型プラグインの書き方 definePlugin() で包む 既定のエクスポートに satisfies SandboxedPlugin を付ける。ネイティブ型プラグインは引き続き definePlugin() を使う 0.13.0 変更履歴(0.13.0)、公式「プラグインCLIへの移行
開発サーバーの起動 npx emdash dev(2026年4月の公式ブログでも案内) emdash dev は非推奨。プロジェクトの dev スクリプト(pnpm dev など)か astro dev を使う 0.33.0 変更履歴(0.33.0)、公式「CLIリファレンス
Node.jsの要件とSQLite better-sqlite3(ネイティブアドオン)を使用 Node.js 22.16以上が必要。Node.jsに組み込まれたSQLiteのドライバーを使う 0.36.0 変更履歴(0.36.0)
Cloudflareでの予約公開 訪問者のリクエストをきっかけに処理 Cron Triggerで動く scheduled() ハンドラーが処理する。既存のCloudflareのサイトは src/worker.tswrangler.jsonc の更新が必要 0.19.0 変更履歴(0.19.0)
公開URLの設定 passkeyPublicOrigin siteUrl 0.2.0 変更履歴(0.2.0)
シークレットの生成 emdash auth secretEMDASH_AUTH_SECRET を生成 新しいインストールでは emdash secrets generate で別の EMDASH_ENCRYPTION_KEY を生成する。emdash auth は非推奨で、EMDASH_AUTH_SECRET は旧来の値として扱われる 0.9.0 変更履歴(0.9.0)、公式「CLIリファレンス
MCPでのコンテンツの更新 _rev は省略できた content_updatecontent_publishcontent_unpublishcontent_discard_draft_rev が必須 0.37.0 変更履歴(0.37.0)
新規のCloudflareプロジェクトのWorker Loader (以前の状態は変更履歴に明記なし) 最初は無効。サンドボックス型プラグインは作成時の質問か --sandboxed-plugins で有効にする(Workersの有料プランが必要) 0.38.0 変更履歴(0.38.0)、公式「プラグインサンドボックス
プラグインの配布先 Marketplace プラグインレジストリ(https://registry.emdashcms.com)。marketplace オプションと experimental.registry は非推奨になり、トップレベルの registry オプションに移る 次のリリース(0.38.0には未収録) 公式「Marketplaceからの移行」、公式「設定リファレンス」、未リリースの変更の記載

「以前」の列は、変更履歴と公式ドキュメントに書かれている以前の仕様です。個別の日本語記事の内容を本サイトが確認したものではありません。

公式ドキュメントが明記している注意点

公式ドキュメントが注意書き(caution/danger)などで明記している事項のうち、サイトの運用に関わるものを抜き出しています。

注意点 出典
プレビュー用のバインディングを、本番のデータベースやバケットに向けてはいけません。 公式「Cloudflareへのデプロイ
更新の前に、復元できるデータベースのバックアップと、別にメディアストレージのバックアップを取ります。EmDashのJSONエクスポートではサイトを復元できず、コアマイグレーションには運用上の取り消し手順がありません。 公式「EmDashのアップデート
コアマイグレーションは前方向のみです。リモートでの実行が中断した場合は、全部または何も実行されなかったと決めつけず、同じデータベースを emdash migrate --status で確認します。 公式「コアDBマイグレーション
EmDashはJSONエクスポートからの復元を実装していません。破壊的な操作の前の復旧ポイントとしては、データベースの生のバックアップかポイントインタイムリカバリーを使います。 公式「バックアップと復旧
フィールドを削除すると、そのデータベースの列と、すべてのエントリーのその値が消えます。コレクションを削除すると、コンテンツのテーブルとそのコレクションのすべてのエントリーが消えます。本番のデータは事前にバックアップします。 公式「コレクションとフィールド
.env をコミットしてはいけません。EMDASH_ENCRYPTION_KEY はデプロイの前にバックアップします。このキーがないと、保存されたプラグインのシークレットを復号できません。 公式「はじめてのEmDashサイト作成
プラグインのシークレットの値は、データベースに平文で保存されます。EMDASH_ENCRYPTION_KEY を設定しても保護されません。データベースとそのバックアップへのアクセスを制限します。 公式「シークレットとキーの管理
sandbox: false を本番にデプロイしてはいけません。プラグインがサーバープロセスの権限を持ち、ランナーによる隔離、ホストの許可リスト、リソースの上限を受けなくなります。 公式「プラグインサンドボックス
既定のロケールに接頭辞を付けるAstroのルーティング(routing: { prefixDefaultLocale: true }routing: "prefix-always")を使うと、EmDashの管理画面が404になります。 公式「国際化(i18n)
実験的なオプションは不安定です。使う場合はEmDashのバージョンを固定し、更新の前に変更履歴を確認します。 公式「設定リファレンス
メディアの削除にはゴミ箱がなく、取り消せません。コンテンツ内の参照も削除・書き換えされません。 公式「メディアライブラリ
一時的なファイルシステムでは、再起動でデータベースが失われます。リモートのlibSQLか永続的なストレージを使います。 公式「Node.jsへのデプロイ

根拠にした公式ページ

  • npm emdash(各版の公開日時とパッケージ情報):https://www.npmjs.com/package/emdash?activeTab=versions
  • emdash の変更履歴(CHANGELOG.md):https://github.com/emdash-cms/emdash/blob/main/packages/core/CHANGELOG.md
  • 未リリースの変更の記載(.changeset/calm-catalogs-switch.md):https://github.com/emdash-cms/emdash/blob/main/.changeset/calm-catalogs-switch.md
  • EmDashのアップデート(Update EmDash):https://docs.emdashcms.com/deployment/updating/
  • はじめてのEmDashサイト作成(Create your first EmDash site):https://docs.emdashcms.com/getting-started/
  • 既存のAstroプロジェクトに追加する:https://docs.emdashcms.com/existing-project/
  • ブログを作る(Create a Blog):https://docs.emdashcms.com/guides/create-a-blog/
  • Node.jsへのデプロイ:https://docs.emdashcms.com/deployment/nodejs/
  • Cloudflareへのデプロイ(Deploy to Cloudflare):https://docs.emdashcms.com/deployment/cloudflare/
  • プラグインサンドボックス:https://docs.emdashcms.com/deployment/plugin-sandbox/
  • Marketplaceからの移行(Migrate from Marketplace):https://docs.emdashcms.com/plugins/migrate-from-marketplace/
  • プラグインCLIへの移行(Migrating to the plugin CLI):https://docs.emdashcms.com/plugins/creating-plugins/migrating-to-the-cli/
  • CLIリファレンス:https://docs.emdashcms.com/reference/cli/
  • 設定リファレンス:https://docs.emdashcms.com/reference/configuration/
  • コアDBマイグレーション(Manage Core Database Migrations):https://docs.emdashcms.com/deployment/core-migrations/
  • バックアップと復旧:https://docs.emdashcms.com/guides/backups/
  • コレクションとフィールド:https://docs.emdashcms.com/concepts/collections/
  • シークレットとキーの管理:https://docs.emdashcms.com/deployment/secrets/
  • 国際化(i18n):https://docs.emdashcms.com/guides/internationalization/
  • メディアライブラリ:https://docs.emdashcms.com/guides/media-library/
  • npm @emdash-cms/plugin-cli:https://www.npmjs.com/package/@emdash-cms/plugin-cli