用語集
確認日:2026年9月20日 対応する原文の版:emdash 0.38.0(コミット 7988b14)
本サイトで公式ドキュメントを翻訳するときに使う用語の一覧です。「WordPressでいうと」の欄は、公式「WordPress開発者のためのEmDash」の対応表と本文に根拠がある範囲で書いています。根拠がないものは「―(公式の対応表に記載なし)」としています。
表記ルールの見方
| ルール | 意味 |
|---|---|
| 訳す | 日本語の訳語を使う |
| 訳す(UI表記) | 管理画面の公式日本語訳の表記を使う |
| 訳す(UI表記に合わせる) | 訳語を管理画面の公式日本語訳と同じにする |
| 原語のまま | 英語の製品名・固有名詞として、訳さずに書く |
| 併記(初出のみ) | ページ内の最初の1回だけ、訳語のあとに原語を()で添える |
概念を指す語と、管理画面の表記が異なるものがあります。本文では概念の訳語を使い、画面の操作を説明するときは管理画面の表記を使います。たとえば、概念は「コレクション」、操作の説明は「「コンテンツタイプ」を開く」と書きます。同じように、タクソノミーとタームは、操作の説明では「分類グループ」「分類項目」と書きます。
用語一覧
| 原語 | 訳語 | 表記ルール | やさしい説明 | WordPressでいうと | 関連ページ |
|---|---|---|---|---|---|
| Collection | コレクション(UI表記は「コンテンツタイプ」) | 訳す | 同じ種類のコンテンツの入れ物です。「ブログ記事」「お知らせ」「商品」のように、種類ごとに1つ作ります。管理画面では「コンテンツタイプ」と表示されます。 | 投稿タイプ(カスタム投稿タイプ) | コレクションとフィールド、コンテンツモデル |
| Content Types | コンテンツタイプ | 訳す(UI表記) | 管理画面でコレクションを作成・編集するメニューの名前です。本文で概念を説明するときは「コレクション」、画面の操作を説明するときは「コンテンツタイプ」と書きます。 | 投稿タイプ(公式の対応表では「Post type」が「EmDash collection」に対応) | コレクションとフィールド、管理画面 |
| Entry | エントリー | 訳す | コレクションに保存された1件のコンテンツです。ブログ記事の1本、商品の1つが、それぞれ1つのエントリーです。 | ―(公式の対応表に記載なし) | コンテンツモデル、コンテンツの作成と公開 |
| Field | フィールド | 訳す | コンテンツが持つ1つ1つの情報です。タイトル、本文、価格、執筆者への参照などが、それぞれ1つのフィールドです。 | 投稿メタ(公式の対応表では「Post meta」が「Collection field」に対応) | コレクションとフィールド、フィールド型リファレンス |
| Taxonomy | タクソノミー(UI表記は「分類グループ」) | 訳す | コンテンツを分類するための名前付きの分類です。最初から、階層を持てる「カテゴリー」と、階層のない「タグ」があり、ジャンルなどの独自の分類も追加できます。 | カテゴリーまたはタグ(公式の対応表では「Category or tag」が「EmDash taxonomy」に対応) | タクソノミー |
| Term | ターム(UI表記は「分類項目」) | 訳す | タクソノミーに属する1つ1つの分類の値です。カテゴリーの「ガイド」、タグの1つ1つがタームです。 | ―(公式の対応表に記載なし) | タクソノミー |
| Byline | バイライン(UI表記は「執筆者」) | 訳す | コンテンツに表示する執筆者や協力者のクレジットです。CMSのユーザーに結び付けることも、ユーザーではないゲストのクレジットとして作ることもできます。 | ―(公式の対応表に記載なし) | 管理画面、シードファイル形式、MCPサーバーリファレンス |
| Revision | リビジョン(UI表記は「変更履歴」) | 訳す | エントリーを保存したときの版の記録です。「保存」を選択した時点が変更履歴に残り、公開中の版とは別に下書きの版を持てます。 | リビジョン(公式は、リビジョンの履歴をWordPressから引き続き使える概念として挙げている) | コンテンツの作成と公開、バックアップと復旧 |
| Draft/Publish/Schedule | 下書き/公開/予約公開 | 訳す | エントリーの状態と操作です。下書きは訪問者に見えない版、公開は下書きを訪問者に見える版にする操作、予約公開は指定した日時に公開する操作です。 | 下書きと公開(公式は、下書きと公開済みの状態をWordPressから引き続き使える概念として挙げている)。予約公開は公式の対応表に記載なし | コンテンツの作成と公開 |
| Trash | ゴミ箱 | 訳す | 削除したエントリーが一時的に移される場所です。ゴミ箱のエントリーは通常の取得結果に出なくなりますが、元に戻せます。管理者が完全に削除すると、元に戻せません。 | ―(公式の対応表に記載なし) | コンテンツの作成と公開、コンテンツモデル |
| Slug | スラッグ | 訳す | コレクションやエントリーを識別する、英数字の短い名前です。エントリーのスラッグは公開URLに使われます。コレクションとフィールドのスラッグは、あとから管理画面で変更できません。 | ―(公式の対応表に記載なし) | コレクションとフィールド、コンテンツモデル |
| Seed file | シードファイル | 訳す | サイトの最初のコンテンツモデル(コレクションやフィールド)と、必要に応じてサンプルのコンテンツを記述したファイルです。公式テンプレートでは seed/seed.json にあります。 |
―(公式の対応表に記載なし) | シードファイル形式、テーマ概要 |
| Widget area | ウィジェットエリア | 訳す | テンプレートの中の、名前の付いた表示位置です。何を表示するかは編集者が選び、どこにどう表示するかはテンプレートが決めます。 | サイドバー(公式の対応表では「Sidebar」が「Widget area and <WidgetArea />」に対応) |
ウィジェットエリア |
| Section | セクション | 訳す | 再利用できるPortable Textのブロックのまとまりです。編集者はエントリーの本文に挿入したあと、元のセクションを変えずに中身を変更できます。 | ―(公式の対応表に記載なし) | セクション |
| Capability | 権限(Capability) | 併記(初出のみ) | プラグインが使える機能を宣言するための項目です。サンドボックス型プラグインは、マニフェストで宣言した権限の機能だけを使えます。 | ―(公式の対応表に記載なし) | 権限(Capabilities)とセキュリティ、マニフェスト |
| Sandboxed plugin | サンドボックス型プラグイン | 訳す | サイト本体から切り離された環境で動くプラグインです。インストール時に許可した操作(例:コンテンツの読み取り)しかできません。 | 対応するものはない。WordPressのプラグインはサイト全体にアクセスできる | プラグイン形式の選び方、プラグイン概要 |
| Native plugin | ネイティブ型プラグイン | 訳す | サイトと同じプロセスで動くプラグインです。npmパッケージとしてインストールし、astro.config.mjs に追加して再デプロイします。サイトと同じアクセス権を持ちます。 |
WordPressのプラグイン(公式の対応表では「WordPress plugin」が「Sandboxed or native EmDash plugin」に対応) | プラグイン形式の選び方、はじめてのネイティブ型プラグイン |
| Sandbox runner | サンドボックスランナー | 訳す | サンドボックス型プラグインを、サイト本体から切り離して動かす仕組みです。Cloudflare WorkersではWorker Loaderで作るDynamic Worker、Node.jsでは workerd を使います。 |
―(公式の対応表に記載なし) | プラグインサンドボックス |
| Plugin registry | プラグインレジストリ | 訳す | サンドボックス型プラグインの公式のカタログです。plugins.emdashcms.com で誰でも閲覧でき、管理者は管理画面からインストールできます。 | ―(公式の対応表に記載なし) | プラグインレジストリ、レジストリの検索 |
| Manifest | マニフェスト | 訳す | サンドボックス型プラグインの emdash-plugin.jsonc ファイルです。プラグインの識別情報、必要なアクセスとストレージ、レジストリに載せる情報を記述します。 |
―(公式の対応表に記載なし) | マニフェスト |
| Hook | フック | 訳す | コンテンツの保存やメディアのアップロードなどの出来事に合わせて、プラグインのコードを実行する仕組みです。 | ―(公式の対応表に記載なし) | フック、フックリファレンス |
| Portable Text | Portable Text | 原語のまま | 本文を保存する形式です。HTMLではなく、見出し・段落・画像などの部品を並べたデータとして保存するため、Webページ以外(アプリやメール)にも使い回せます。 | ブロックエディターで書いた本文(ただし保存形式は異なる) | フィールド型リファレンス、Portable Textレンダリングコンポーネント |
| Block Kit | Block Kit | 原語のまま | サンドボックス型プラグインが、管理画面の画面をJSONで記述する仕組みです。画面の描画はEmDash側が担当し、プラグインのJavaScriptはブラウザーで実行されません。 | ―(公式の対応表に記載なし) | Block Kit |
| Atmosphere account | Atmosphereアカウント | 原語のまま | BlueskyなどのAT Protocolのアプリで共通に使える、ユーザーが持ち運べるアカウントです。EmDashでは、このアカウントでログインでき、プラグインレジストリの公開者の名前にも使われます。 | ―(公式の対応表に記載なし) | Atmosphereログイン、プラグインレジストリ |
| Live Content Collections | ライブコンテンツコレクション | 訳す | Astroの仕組みで、ビルド時だけでなく、必要になった時点でコンテンツを読み込みます。EmDashはこの仕組みでコンテンツを取得するため、サーバーで描画するページでは、公開した変更が次のリクエストから表示されます。 | ―(公式の対応表に記載なし) | なぜEmDashか、アーキテクチャ |
| Core migration | コアマイグレーション | 訳す | EmDashが自分で使うデータベースのテーブルと、コンテンツのテーブルの標準の列を更新する処理です。自分で作ったコレクションやフィールドの作成・削除・名前の変更はしません。 | ―(公式の対応表に記載なし) | コアDBマイグレーション、運用中サイトのスキーマ変更 |
| Object cache | オブジェクトキャッシュ | 訳す | データベースから読み込んだ結果を、複数のリクエストをまたいで保持しておく仕組みです。データベースの読み込み回数を減らせます。既定では無効です。 | ―(公式の対応表に記載なし) | オブジェクトキャッシュ |
| Subscriber/Contributor/Author/Editor/Admin | 閲覧者/寄稿者/投稿者/編集者/管理者 | 訳す(UI表記に合わせる) | ユーザーの5つの役割(ロール)です。閲覧者は公開済みのコンテンツを読むだけ、寄稿者はコンテンツを作成でき(公開には承認が必要)、投稿者は自分のコンテンツを公開でき、編集者はすべてのコンテンツを管理でき、管理者は設定を含むすべてを操作できます。 | ―(公式の対応表に記載なし) | 認証、管理画面 |
補足
- コレクション:第2部6章のサンプルをそのまま採用。
- コンテンツタイプ:管理画面の公式日本語訳では「Content Types」「Collections」のどちらも「コンテンツタイプ」。
- タクソノミー:本文では「タクソノミー」、管理画面の操作の説明では管理画面の表記「分類グループ」を使う。
- ターム:本文では「ターム」、管理画面の操作の説明では管理画面の公式日本語訳の表記「分類項目」を使う。
- 下書き/公開/予約公開:管理画面の公式日本語訳は「Draft」=「下書き」、「Publish」=「公開」、「Schedule」=「予約公開」。
- スラッグ:管理画面の公式日本語訳では「Slug」は「識別名(スラッグ)」。
- ウィジェットエリア:管理画面の公式日本語訳では、メニュー名「Widgets」は「ウィジェット」。
- 権限:管理画面の公式日本語訳では「Capabilities」は「権限」。
- サンドボックス型プラグイン:第2部6章のサンプルをそのまま採用。公式の対応表では「WordPress plugin」は「Sandboxed or native EmDash plugin」に対応。
- ネイティブ型プラグイン:要件4.4では「Sandboxed plugin/Native plugin」を1行で扱っている。用語集では2項目に分けた。
- Portable Text:第2部6章のサンプルをそのまま採用。公式の対応表では「
the_content()」が「<PortableText />」に対応し、公式はGutenbergのブロックがPortable Textになると説明している。 - 閲覧者/寄稿者/投稿者/編集者/管理者:管理画面の公式日本語訳と一致。
根拠にした公式ページ
- WordPress開発者のためのEmDash:https://docs.emdashcms.com/coming-from/wordpress/
- コンテンツモデル:https://docs.emdashcms.com/concepts/content-model/
- コレクションとフィールド:https://docs.emdashcms.com/concepts/collections/
- 管理画面:https://docs.emdashcms.com/concepts/admin-panel/
- コンテンツの作成と公開:https://docs.emdashcms.com/guides/working-with-content/
- タクソノミー:https://docs.emdashcms.com/guides/taxonomies/
- ウィジェットエリア:https://docs.emdashcms.com/guides/widgets/
- セクション:https://docs.emdashcms.com/guides/sections/
- シードファイル形式:https://docs.emdashcms.com/themes/seed-files/
- 認証:https://docs.emdashcms.com/guides/authentication/
- プラグイン形式の選び方:https://docs.emdashcms.com/plugins/creating-plugins/choosing-a-format/
- 権限(Capabilities)とセキュリティ:https://docs.emdashcms.com/plugins/creating-plugins/capabilities/
- マニフェスト:https://docs.emdashcms.com/plugins/creating-plugins/manifest/
- フック:https://docs.emdashcms.com/plugins/creating-plugins/hooks/
- Block Kit:https://docs.emdashcms.com/plugins/creating-plugins/block-kit/
- プラグインサンドボックス:https://docs.emdashcms.com/deployment/plugin-sandbox/
- プラグインレジストリ:https://docs.emdashcms.com/plugins/registry/
- Atmosphereログイン:https://docs.emdashcms.com/guides/atmosphere-auth/
- なぜEmDashか:https://docs.emdashcms.com/why-emdash/
- コアDBマイグレーション:https://docs.emdashcms.com/deployment/core-migrations/
- オブジェクトキャッシュ:https://docs.emdashcms.com/deployment/object-cache/
- MCPサーバーリファレンス:https://docs.emdashcms.com/reference/mcp-server/
- フィールド型リファレンス:https://docs.emdashcms.com/reference/field-types/
- EmDash管理画面の公式日本語訳(
packages/admin/src/locales/ja/messages.po):https://github.com/emdash-cms/emdash/blob/main/packages/admin/src/locales/ja/messages.po